本論文は三次元形状を平坦に折りたたみ可能な立体へと変換する手法を提案する。 この立体は互いに平行な天頂面と底面、そして側面の剛体パネルによって構成されており、その設計手法は既存研究によって提案されている。 本手法はこれを応用し、入力形状を半自動的に折りたたみ可能な立体の集合へと変換する。折りたたみ可能な立体を複数組み合わせることで複雑な形状も再現することができる。 ユーザーは各立体の折りたたむ方向と詳細度合いを調整するパラメータを入力する。 その後、各立体のパネルの位置をモデル全体が平坦に折りたたみ可能となるよう最適化する。 ユーザーは出力された折りたたみ可能な立体がどのように折りたたまれるかをアニメーションで確認することができる。 また本手法で設計した折りたたみ可能な立体を紙を用いて制作し本手法の有効性を示す。
Emi Miyamoto, Yuki Endo, Yoshihiro Kanamori and Jun Mitani, "Semi-Automatic Conversion of 3D Shape into Flat-Foldable Polygonal Model", Computer Graphics Forum(Proc. of Pacific Graphics), 2017, to appear. Paper (High-Res PDF 38.7MB) Paper (Low-Res PDF 0.7MB)
宮本惠未, 遠藤結城, 金森由博, 三谷純, "3次元形状を折りたたみ可能な立体へ自動変換する手法の提案", Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム, 2017-6.(ポスター発表)