靴型特徴量の抽出と類似度の算出

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Abstract

靴型の形状と,測定によって得た足形状から構築した理想の靴型形状とを比較し,その類似度を算出する 手法を提案する.元来靴のオーダーメードはコストも時間も消費するため広く普及するには至っていない. その対策として,メーカーが多数保有する靴型から個人の足に最も適した靴型を選択・再利用することが 考えられる.そこで本研究では,足の解剖学的特徴を表現する特徴量を靴型から抽出し,その比較によって 適合性を評価する.適合性が高ければ再利用可能と判断される.特徴量は実際に靴型製作で使用されるもの で、靴型を横断する曲線群とその周長を指すものであり,職人の長年の経験に裏打ちされていると同時に 数値表現しやすいという利点がある.これらの情報を抽出・統合し、実用性を踏まえた靴型の評価システ ム構築を目指す。

Publication

  • 野澤和正, 福井幸男, 三谷純, 金森由博, "靴型形状特徴量の抽出と類似度算出の研究", 情報処理学会 第73回全国大会, 2011-3概要pdf